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【原付エンジンがかからない?】パターン別の対処法を徹底解説!

原付メンテナンス
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この記事を書いた人
リョウ

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大型二輪免許持ち。
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~本記事で解決する悩み~

  • 原付(スクーター)のエンジンがかからないときはどうしたらいいの?
  • セルスターターでエンジンがかからないときは?
  • キックスターターでもエンジンがかからないときは?
タケシ
タケシ

原付のエンジンがかからないんだ。

どうしたらいいかな?

リョウ
リョウ

原付のエンジンがかからないという場合には、症状によってさまざまな対処法があるよ!

パターン別に対処法を紹介していくから、エンジン始動時のトラブル改善の参考にしてね!

本記事は、原付のエンジンがかからなくてお困りの方向け記事です。

~この記事は次のような方におすすめ~

  • 原付のセルスターターまたはキックスターターでエンジンがかからない!
  • 雨の日にエンジンがかかりにくい!
  • 冬などの寒いときにエンジンがかかりにくい!
  • 久しぶりにエンジンをかけようと思ったけどかからない!

原付に長期間乗っていると、「エンジンがかからない!」というトラブルは決して少なくないトラブルになります。

でも、急にエンジンがかからなくなってしまうとどうしてよいのか困っちゃいますよね!

本記事では、原付のエンジンがかからない場合の対処法について紹介していきます。

「エンジンがかかりづらいな~」という前兆がある場合もありますし、突然かからなくなることもありますが、困ったときのトラブル対応としてご参考にいただければと思います。

原付初心者の方にも分かりやすいように、基本的なことから解説していきますので、エンジン始動時のトラブルでお困りの方はぜひご参考にください!

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原付のエンジンがかからない状況はパターンに分かれる!

繰り返しになりますが、原付に乗っていると、エンジンがかからないトラブルは少なくありません。

そもそも「エンジンがかからない」という状況には、次のようなパターンがあります。

  • セルスターターでかからない!
    ⇒キックではかかる
  • セルでもキックスターターでもかからない!
  • 雨の日にかからない!
  • 冬の寒い日にかからない!

それぞれに対処法がありますので、それぞれ詳しく解説していきます!

原付のエンジンがセルスターターでかからないときの対処法!

セルスタータースイッチ

原付やバイクに乗る人は、基本的にセルスターターを使ってエンジンをかけるかと思います。

もし、セルスターターでエンジンがかからないときはキックスターターを利用しましょう!

長期間乗っているとセルスターターまわりはトラブルが起きやすく、

  • セルのまわる音はするのにエンジンがかからない
  • いつもより音が弱いor「カチカチ・・・」という音はするけどエンジンがかからない
  • セルスターターのスイッチを押しても無反応

といったような症状はアルアルです。

久しぶりにエンジンをかける場合にも、エンジンがかかりにくいことはありますね。

これらは、症状別に原因が違いますので、対処法もそれぞれで異なります。

まずは、セルが使えないときのエンジンのかけ方として「キックスターターの使い方」を紹介していきます。

キックスターターでのエンジンのかけ方

原付のキックペダルの使い方

基本的なキックスターターの使い方は以下の手順となります。

  1. スタンドを立てる
  2. メインスイッチ(キー)をONにする
  3. キックペダルを出す
  4. キックペダルをぐっと踏み込む
    ⇒一度でかからなかったら、踏み込みを繰り返す

簡単ですが、初めての方にとってはなかなか慣れないかもしれません。

とにかく、

「キーがONの状態で、キックペダルを踏みこめばエンジンがかかる」

と覚えておきましょう!

セルスタートのときのように、ブレーキを握る必要はないので、キックペダルをぐっと(強く)踏み込むことを意識しましょう!

キックスターターを使うときのコツ・注意点

セルスターターに慣れてしまっている方にとって、キックスターターは少しコツがいるかもしれません。

キックスターターを使うときは、次のような点を意識しましょう!

  • 一回でかからないときもある!かからなければ繰り返しキックする。
  • 圧縮を感じながら、ぐっと踏み込むのが重要!
    ⇒ただし、足が離れたり、反動や勢いをつけすぎて踏み外すことがないように注意する!
  • キックペダルが重たい、固くて動かないときは無理して動かさない!
    ⇒この場合、メンテナンスが必要!
    ≫参考記事はこちら!

キックしてもかからないという場合でも、基本的には何度か繰り返せばエンジンがかかります。

どうしてもかからない場合については、後に解説しますが、原因が別に考えられるため、症状を調べながら対応していきましょう!

セルスターターの直し方

「キックスターターでエンジンがかかった!」という場合でも、毎回キックだと面倒ですよね!

セルスターターがかからないという根本原因は解消していないため、セルが使えるようにメンテナンスしてあげましょう!

セルスターターでエンジンがかからない原因としては、次のものが考えられます。

~セルが回るのにエンジンがかからない場合~

  • ガス欠
  • キルスイッチが入っていない
  • 吸気・排気系統
  • バッテリー・ヒューズ
  • プラグ

~セルスタータースイッチを押しても無反応の場合~

  • スタータースイッチの接触不良
  • ヒューズ切れや配線等の異常

セルスタート時の不具合解消についてもっと詳しく知りたい方は、あわせて下記事をご参考にいただくとよいかと思います。

原付のエンジンがセルもキックスターターでもかからないときの対処法!

原付のキックペダル

原付のセルスターターがダメなら、上記のキックスターターを使いますが、それでもエンジンがかからないという場合もあります。

その場合の対処法は、以下のとおりとなります!

  • スロットルを少しだけ回してキックしてみる。
    ※ガス欠でのガソリン補給後や、長期間放置していて久しぶりにかける場合は、スロットルは回さない方がよい。
  • キックペダルが固くて(重くて)、うまくキックできない場合
    ⇒ベルトケース内のメンテナンスが必要!
  • バッテリーが消耗
    ⇒バッテリー交換
  • プラグが消耗
    ⇒プラグ交換
  • キャブレター内の詰まり
    ⇒洗浄・パーツ交換

それぞれの対処法について、もう少し掘り下げて紹介していきます。

スロットルを少しだけ回してキックしてみる

セルスターターでエンジンがかかりにくいときにもよくやる方法ですが、ハンドルスロットルを少しだけ回した状態でキックしてみましょう!

これはエンジンが温まっている状態なら効果が出やすいですが、長時間使っていなかったときや、ガス欠でガソリン補給をした後などはスロットルは回さない方がかかりやすいです。

キックペダルの不具合

原付のベルトケース内

キックペダルは、長期間使っていなかったり、ずっと使い続けていると、「固い」「重い」といった症状が出てきます。

ひどいときは、動かないくらい固くなっていたりするため、そのようなときは無理に踏み込もうとせず、キックペダルまわり(ベルトケース内)のメンテナンスをしましょう!

バッテリーが消耗

原付バッテリーの搭載箇所

バッテリー原因で「エンジンが全くかからない」というのはあまりないかもしれませんが、バッテリーが消耗しているかどうか見極める場合は、

「エンジンをかけずにキーをONにして、ウインカー点灯やクラクションを鳴らしてみる」

とよいでしょう!

このとき、次のような症状であればバッテリーがあやしいです。

  • ウインカーが点滅しない
  • ウインカーの点滅の仕方がおかしい
  • クラクションが小さい
  • クラクションが鳴らない

原付を長期間放置していたということでなく、上記のような状態であれば、バッテリー交換すれば直る可能性が高いかと思います。

プラグが消耗

プラグ新旧

原付やバイクのエンジンを動かすために、圧縮した混合気に「点火」する必要がありますが、その役割を持っているのがスパークプラグと呼ばれるパーツです。

プラグが悪くなると、「セルスタートのかかりが悪くなる」、「走行性能が落ちる」といった症状がありますので、これらを基準にしてプラグ交換を検討するとよいかと思います。

プラグは消耗品になりますので、定期的に交換が必要となりますが、プラグメーカーのNGKによると、原付のプラグ交換の目安を3,000~5,000km(一般プラグ使用時)としています。

ただ、僕の経験上では10,000kmでも十分使えていますので、「ずいぶん長いこと変えてないかな~」という場合はプラグが原因かもしれません。

キャブレター内の詰まり!

これは、キャブ車の場合によくある現象となります。

長期間、原付に乗らないなどでガソリンが古くなると、固化してキャブレター内が詰まってしまい、エンジンがかからなくなることがあります。

基本的には、キャブレターを分解して洗浄すれば解決しますが、パーツの交換や症状によってはオーバーホールが必要なこともありますので、よく分からないならバイク屋にお願いすると楽ちんです。

日常的に原付を使う方なら、よっぽどないトラブルかと思います。

原付のエンジンが雨の日にかからないときの対処法!

なぜか雨の日にエンジンがかからない、かかりにくいということも度々あります。

雨の日に共通することは、「湿気」です。

湿気が悪さをすることで、エンジンの始動に影響があるのは次のような点になります。

  • エアクリーナーの汚れ&湿気で空気が吸気しづらい!
    ⇒エアクリーナーの清掃や交換!
  • スパークプラグの劣化により、湿気で点火しづらい!
    ⇒プラグ交換!

エアクリーナーについては、5,000~10,000kmで交換推奨されていることが多いので、「ずいぶん交換していないな」と思う場合は、交換や清掃をしてあげましょう!

スパークプラグの交換については、先にも述べたとおりとなります。

原付のエンジンが冬の寒い日にかからない!

寒い時期にエンジンをかけようとして、なかなかエンジンがかからないという経験がある方も多いのではないでしょうか。

とくにキャブ車にはよくある症状で、冬のように外気温が低いと、ガソリンと空気の混合気に不具合が生じ、

  • 相対的に混合気のガソリン量が減る
  • 混合気が霧状になりにくいこと

が考えられます。

そもそもエンジンをかけるためには、「混合気」・「圧縮」・「点火」の三拍子が正常であることが大切です!

そのため、外気温が低いときには先に述べたように混合気がベストな状態ではなくなりがちですので、エンジンがかかりにくくなります。

対処法としては、次の点になります。

  • 気長にセルスタートする
    ⇒「5秒くらいセルを押し続けて止める」を繰り返す。
  • 勢いよくキックスタートする
    ⇒踏み外さないように注意!
  • チョークを引く
    ⇒チョーク(ガソリン供給量を増やす装置)がある車種なら、引いてみる。冬場にエンジンがかかりにくい際に使用するとよい。

他には、エンジンオイルの硬化やバッテリー性能の低下、プラグ消耗等も考えられますが、いろいろ試してみたい人は、エンジンオイルを柔らかめのものに変えてみるのも一つの手かもしれません。

繰り返しになりますが、バッテリーが弱っている、プラグが劣化していると思われる場合は、新品に交換してあげましょう!

▼バッテリー交換について

▼プラグ交換について

それでもエンジンがかからないならバイク屋に見てもらおう!

バイク屋のイラスト

本記事で紹介した方法でもエンジンがかからないときは、バイク屋にみてもらうとよいかと思います。

バイク屋なら、症状を話せば原因を見つけ直してくれるでしょう!

不具合があった場合に、だましだまし使えると放っておくときもあるかもしれませんが、症状が重くなっていったり、それが致命的なダメージとなる可能性もあります。

自分で改善できない場合は、専門家にお願いして早めに解決しておくことをおすすめします。

近くのバイク屋で、お気に入りのところを作っておくとよいですね。

原付のトラブル予防には定期的なメンテナンスがおすすめ!

原付メンテナンス工具

原付やバイクに乗るなら、定期的なメンテナンスは基本です。

原付は、比較的安価で自転車感覚で乗ることも多いため、メンテナンスを怠りがちになることもあります。

しかし、愛車を長持ちさせる秘訣は、やはりメンテナンスとなりますので、どのようなメンテが必要かをしっかり把握しておき、愛車をかわいがってあげるようにしましょう!

原付のメンテナンスについては、下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご参考にいただくとよいかと思います。

まとめ

原付のエンジンがかからないときの対処法をパターン別に紹介しました。

本記事紹介の方法で改善することがほとんどかと思いますが、もし、それでもよくならないという場合は、バイク屋で見てもらうようにしましょう!

原付に乗る上で、ちょくちょく不具合が出てくることもありますが、放っておくと症状がひどくなったり、致命的なダメージになる可能性もあります。

何かあれば早めに解決しておくとよいですね!

自分で原因が分からなかったり、メンテナンスするのが不安であれば、少し値段は高くなりますがバイク屋に見てもらうと安心です。

では、しっかりメンテナンスして、今日も安心・安全の原付ライフを過ごしていきましょう!

▼原付メンテナンスのまとめ記事はこちら!