~本記事のテーマ~
- 原付のテールランプorブレーキ(ストップ)ランプが点かなくなったときはどうしたらいい?
- ランプの点灯不良で運転したら違反になるの?
原付の後部についているランプが点かなくなってしまったんだけど、運転してもいいのかな?
それは、テールランプかブレーキランプの不良だね!
灯火装置類の不良は交通違反だけでなく事故の原因にもなる可能性があるから、すぐに直さないといけない不具合だよ。
本記事で、詳しく解説するよ!
原付に長く乗っていると、
「あれ?テールランプが点かない」「ブレーキ(ストップ)ランプが点かない」
といったトラブルはアルアル!
これらのランプは、後方への合図灯になるため、点灯不良のときに「とりあえず様子見するか・・・」と軽く考えてしまうと、交通違反かつ事故につながる危険性もあります。
本記事では、テールランプおよびブレーキランプの点灯不良が起きたときの対処法を紹介!
- テールランプorブレーキランプが点かなくなったけど、どうしていいか分からない
- ランプの点灯不良を自分で直したい
といった方は、ぜひ参考にしてみてください!
(※本記事は、ホンダ・トゥディAF61&AF67を使って解説しています。車種により、仕様の違い等はありますが、別車種でも応用できるでしょう!)
【対応必須】テールランプ・ブレーキランプの点灯不良は交通違反!
テールランプやブレーキランプの不具合が起きたとき、
「どうせランプ切れだから、そのうち直そう(バルブ交換しよう)」
なんて考えてしまう方もいるかと思います。
しかし、こういった灯火装置類の点灯不良の場合には、「整備不良」として交通違反になることや、事故の原因になる可能性も考えられます。
テールランプって、日中の明るいところなら点いてなくても問題ないんじゃないの?
たしかに、テールランプの場合、夜間・トンネル等の暗いところでは必須になるけど、日中明るい場所だと警察からは「注意」で済む可能性もあるね。
でも、急な天候不良などで暗くなることもあるし、テールランプ(灯火装置)は日常点検で管理すべき項目だよ!
整備不良個所はすぐに直すようにしよう!
テールランプ・ブレーキランプの点灯不良の場合、以下のような罰則となります。
- 違反点数・・・1点
- 反則金
- 原付車5,000円
- 二輪車6,000円
参照:埼玉県HP「整備不良ー尾灯等の項目」
繰り返しになりますが、原付であっても公道を走る車両なので、整備不良により交通違反だけでなく、大きな事故につながる可能性も出てきます。
日常点検としても灯火装置の確認は大切ですので、テール&ブレーキランプの点灯不良が起きたら、すぐにメンテナンス修理するようにしましょう!
テールランプは、急に球切れを起こす可能性があります。
出発前点検をしていないと、夜間など取り締まりの対象に。
原付なら簡単にチェックできるから、忘れずにやっておこう!
原付のテール・ブレーキランプが点かない原因は?
では、原付のテールランプ・ブレーキランプが点かない原因について、チェックしていきましょう!
ランプ点灯不良時の、主な原因&対処法は以下のとおり!
- ランプの球切れ
⇒球替えをする(バルブ交換)! - ブレーキスイッチの不良(ブレーキランプ点灯不良の場合)
⇒ブレーキスイッチ交換をする!
▼ランプ球切れの様子(古くなると黒ずんでいる)
僕自身、15年以上原付に乗っていますが、たいていの場合は上記2点が原因になるかと思います。
これら以外にも、電気系統(配線等)の異常もありますが、原因追究が難しくなりますので、専門家(バイク屋)にお願いするとよいでしょう!
では、これらの原因別に、対処法を詳しく紹介していきます!
原付のテール・ブレーキランプが点かないときの対処法!
では、原付のテールランプおよびブレーキランプがつかないときの対処法について詳しくみていきましょう!
ランプの球切れへの対処法
ランプの球切れであれば、球替え(バルブ交換)すればOKです。
どの車種でもそれほど難しくない作業になるかと思います。
ホンダトゥディAF61なら、ブレーキランプのカバーはネジ2本でとめられているだけなので、ドライバーを使って簡単に外せます。
(※AF67も同様の構造)
カバーを開けるとランプが1つ取り付けられていますが、それがテールランプとブレーキランプの役割を果たしています。
ランプの球替えしたい場合は、ランプを少し押して左(反時計回り)に回せば取れます。
(※付けるときは、押しながら右にまわす。ボッチが、左右で高さが異なるので、もともと付けてあった方と合わせましょう。)
「ランプの球替えをしたいけど種類が分からない」という方は、実際に取りつけられているランプに書いてあるのを見るか、取扱説明書にも載っていると思うので確認して取り寄せましょう!
上の写真で分かるように、車種によっては(?)、ランプを取り付ける装置下などにも「12V-18/5W」というように書いてあります。
▼ホンダトゥディAF61⇒12V-18/5W
(※本記事紹介の車種)
▼ホンダトゥディAF67⇒12V-21/5W
ブレーキスイッチ不良への対処法
ブレーキレバーを握ったときに、「ブレーキランプが点かない」という不具合もちょくちょく見られるようです。
ブレーキスイッチは、左右のブレーキレバーの根元付近についているものですが、ブレーキを握ったときに「電気的に通電」させ、ブレーキランプを点灯させるものです。
上写真の丸部分に、「ボッチ」があって、これがスイッチとなっています。
- 押す⇒電気的に切断される(通電しなくなる)
- 離す⇒電気的に通電の状態
こういう仕組みで、
- ブレーキレバーを握らない(走行時の状態)
⇒レバーによってスイッチが押されたままとなり、通電せずにブレーキランプが点かない - ブレーキレバーを握る(ブレーキの状態)
⇒スイッチを押していたレバーが離れ(上写真の状態)、通電してブレーキランプが点く
という構造になっています。
このブレーキスイッチは、下写真のような配線パーツとなっており、ブレーキレバーの根元からヘッドライト内に配線されています。
ブレーキスイッチは、長年原付に乗っていると、劣化して不良が起きることがあります。
その場合は、交換してあげればOKです。
ブレーキスイッチの交換について詳しく知りたい方は、下の記事でトゥディAF61を用いて解説していますので、ぜひご参考にいただくとよいかと思います。
▼通販で原付ブレーキスイッチを探す!
~ホンダトゥディAF61のブレーキスイッチ~
不具合が改善されないならバイク屋に見てもらおう!
もし上記の方法で、「改善されない」、「自分ではよく分からない」という場合にはバイク屋でメンテナンス修理してもらうようにしましょう!
テールランプ・ブレーキランプの不良は、交通違反だけでなく事故の原因にもつながる可能性があるため、すぐに対応が必要です。
日常点検もしっかり行い、テールランプやブレーキランプの調子がおかしいと思ったら、すぐに原因追究とメンテナンス修理を行いましょう!
まとめ
原付のテールランプ・ブレーキランプが点かないときの原因と対処法について紹介しました。
テールランプ・ブレーキランプの不良は、交通違反や事故にもつながりかねませんので、異常を感じたらすぐに対応するようにしましょう!
「自分でやっても改善されない」、「自分でメンテナンス修理するのは不安だ」という方は、バイク屋に見てもらって修理してもらうとよいかと思います。
バイク屋なら少し値段は高くなりますが、安心して任せることができますね。
では、しっかりメンテナンスして、安心・安全の原付ライフを過ごしていきましょう!
▼通販で原付ブレーキスイッチを探す!
~ホンダトゥディAF61のブレーキスイッチ~
▼原付メンテナンスのまとめ記事はこちら!