最近、原付のタイヤがペコペコな気がするんだけど、空気って入れたりできるのか?
それは、空気圧がほとんどない状態だね!
もちろん、空気圧調整はできるよ。
原付タイヤの空気圧調整は、とても重要だから日常点検で見ておくべきだよ!
そうなのか。
原付タイヤの空気圧について、もっと詳しく知りたいな。
おれにも教えてくれよ。
OK!
じゃあ今回は、原付タイヤの空気圧について解説していくね!
日常的な確認方法と、調整方法はしっかりマスターしておくといいよ!
あなたは原付に乗るとき、タイヤの空気圧を気にしていますか?
僕は原付乗りたての頃、空気圧の確認をほとんどしておらず、バイク屋さんにオイル交換で行くときや、ガソリンスタンドでバイトしている友人が善意で声かけてくれて入れてもらうくらいでした。
当時は特に問題なく乗れていましたが、じつは原付に乗る上でタイヤの空気圧って重要なんですよ。放っておくと自然と減っていきますし、減った状態での運転は危険でもあります。
本記事を読んだあなたは、今日からタイヤの空気圧の確認を怠らずに、安全な原付ライフをお過ごしくださいね!
原付タイヤの空気圧が重要な理由とは?
原付タイヤの空気圧ってなぜ重要なのでしょうか?
そもそもタイヤの空気圧の重要な役割は、タイヤ輪の形状の維持をして、タイヤと路面の接地面積を調整することです。程よい接地により、グリップを利かせながら走行やカーブを曲がったりします。
タイヤの空気圧には車種によって適正量があり、それより高すぎても低すぎてもいけません。
空気圧の高低によってどのような影響があるか次にまとめます。
~空気圧が高い場合~
- 燃費はよくなる
- グリップは下がる傾向。
⇒タイヤが”張る”状態となり路面との接地面積が減る。そのため抵抗が減り、燃費はよくなるがグリップは下がる傾向になる。滑りやすくなる。
※入れすぎは破裂の可能性もあり。
~空気圧が低い場合~
- 燃費が悪くなる。
- グリップ力は上がる傾向。
- 空気圧不足だとハンドル操作が悪くなる。
⇒タイヤの”張り”が緩む状態となり路面との接地面積は増える。そのため抵抗が増え、燃費は下がるがグリップは良くなる傾向になる。空気圧の下げ過ぎはグリップは下がることもある。
タイヤの空気圧の高低による影響は、上記のようなことがあげられますが、車種によって指定空気圧があるためそれに合わせて入れるようにするとよいでしょう。
原付に乗っていて、「なんか走りが重たいなー」と感じたら、空気圧が減っている可能性がありますので、確認するとよいです。
あまり空気圧が不足しすぎると、操作性が著しく悪くなったり、タイヤ部分がホイールから外れることだってあります。とても危険な状態になりますので日々注意して確認していきましょう。
原付タイヤの空気圧の確認方法は?どうやって調整する?
原付タイヤの空気圧の確認は、チェッカーなんかを買ってやる方法もありますが、基本的にはガソリンスタンドやバイク屋さんを利用するときに、ついでにお願いするとよいでしょう。
スタッフの方に、「空気圧(チェック)おねがいします」というだけでOKです。
空気圧の調整もしてもらえるところがほとんどですので、空気圧の量を聞かれたら、指定空気圧を伝えましょう。指定空気圧は原付の車種ごとに異なり、本体に下の写真のようなシールが貼ってあると思うので、それを見て伝えましょう(スタンドやバイク屋の詳しい人なら勝手に見てやってくれたりもします)。
きれいな写真ではありませんが(笑)、こんなようなシールが貼られてと思います。この場合だと、
- 前輪⇒125kPa(1.25kgf/㎠)
- 後輪⇒200kPa(2.00kgf/㎠)
※TODAY AF61の場合
ですね。
お願いするときは、単位は読みにくいと思うので、数字だけ伝えれば基本的には分かってもらえます。不安なら直接見てもらいましょう。
ちなみにこのシールは、僕のTODAYだとフロントの足元に貼ってありました。もし自分の原付の空気圧表示が見つからなければ、取扱説明書にも記載されているかと思いますので、確認してメモしたものをメットインなどに貼り付けておくのもいいですね!
もし、日常的に自分で空気圧を確認したい場合は、エアゲージを買っておくのもありです。原付のエアバルブにエアゲージを押し当てるだけで測定できます。
下のエトスデザインのエアゲージなら、空気圧の微調整に便利な減圧ボタンを搭載していますので、使いやすいかと思います。
セルフスタンドでの空気圧の入れ方!
セルフのガソリンスタンドを利用する方なら、自分で空気圧を入れることができます。
原付の指定空気圧を確認して、自分での空気圧調整にチャレンジしてみましょう。
基本的な手順は次のとおりです。
- タイヤのエアバルブのキャップを外す。
- 空気圧充填機のホース先をエアバルブに押し当てる。
- エアゲージで空気圧を確認する。
- 調整できたら、タイヤのエアバルブのキャップをはめる。
上記のような手順になりますが、充填機の種類によっては、指定圧力を設定してエアバルブに押し当てるだけで、空気圧調整できるものもありますのでとても便利です。
難しくはない操作ですが、空気圧を入れすぎてタイヤが破裂するというこもありうるので注意して行いましょう。
原付タイヤの空気圧はどれくらいの頻度で確認すべき?
原付に乗車する際には、日常的にタイヤ空気圧を確認するクセをつけるとよいです。エアゲージなんかを買ってやるのが面倒なら、
●両手でぐっと押してみる
●乗ったときのヘコみ具合を見る
ということだけでも、「いつもよりヘコんでるなぁ」と異常に気付くことはできます。異常を感じたときは、先に述べましたようにガソリンスタンド等へ行って調整してもらいましょう。
また、目視で異常に気付かなくても、ガソリンスタンド等での数値確認は、少なくとも月一回は行うようとよいです。
また、ツーリングなどで長距離を走った後や、季節の変わり目も気温の高低で空気が変化する可能性がありますので、必要なときに都度確認するとよいです。
まとめ
原付タイヤの空気圧について解説しました。
原付に乗る上で、タイヤの空気圧はとっても重要です。日常的に気をくばり、安心・安全な原付ライフを送るようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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