~本記事のテーマ~
- 原付って危ないの?
- 原付の事故率って高いの?
- 原付を通勤や通学で使いたいけど、安全な使い方は?
原付乗りたいなー!
親から危ないよって言われたけど、やめた方がいいのかな?
原付が危ないというのは先入観もあるけど、たしかに危ない理由もあるよ!
しっかり安全対策は必要だね!
今回は、原付が危ないと言われる理由や対策を解説するよ!
原付ってどうしても危ないイメージがありますよね!
もちろん、原付やバイクなどの二輪は、転倒リスクがあるので車よりも危険なイメージになりやすいです。
でも、それは先入観もあり。
本記事では、原付が危ないと言われる理由を事故率等から徹底分析し、原付の安全対策を紹介します。
原付歴15年以上&さまざまなトラブル経験をしている僕が、原付の危険性&対策について徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
原付が危ないと言われる理由とは?
原付に乗るというと、家族や友人から「危ないよ」と言われることが多いのではないのでしょうか?
なぜ、危ないと言われるのでしょうか?
理由は次のことが考えられます。
- 二輪のため転倒しやすい。
- 転倒したときに体が投げ出されるため危険。
たまにテレビなんかでもやっていますが、
「二輪が雨の中を走っていて、急に飛び出してきた人を避けようとしてスリップ・・・」
なんてシーンは見かけるかと思います。
上で紹介した2点は、たしかに原付が危ない理由です。原付やバイクといった二輪は危険だというのは、よく理解しておくべきです。
「やっぱり原付って危険なんだ~。やめようかな。」と思った方は、ちょっとお待ちください!
原付が特別に危険かというと、そうではありません。
車両ごとの事故率などを詳しく見てみましょう!
原付の事故って多い?事故率を車両別に比較します!
では、原付が危ないのかについて、事故率という面から見てみましょう。
下の表にまとめます。
▼参照
車種 | 保有台数 | 死者数 | 重傷者数 | 軽傷者数 | 死傷者 計 |
---|---|---|---|---|---|
原付 ~125cc | 6,890,528台 | 149人 (0.002%) | 3,625人 (0.053%) | 18,648人 (0.271%) | 22,422人 (0.325%) |
自動二輪 125cc~ | 3,649,321台 | 361人 (0.010%) | 4,409人 (0.121%) | 21,644人 (0.593%) | 26,414人 (0.724%) |
自動車 | 76,406,771台 | 1,083人 (0.001%) | 8,408人 (0.011%) | 280,579人 (0.367%) | 290,070人 (0.380%) |
※令和元年のデータ使用(原付・自動二輪の保有台数のみ2019年3月末時点の数字)。
※参照データをもとに、原付(~125cc)・自動二輪(125cc~)・自動車乗車中の死傷者数および全体の保有台数から事故率を算出(1人1台として)。
※事故率が一番高い車種は赤字、低い車種は青字にしてあります。
これを見ると、125cc以上の自動二輪は死傷者数が重傷、軽傷関わらず多い傾向のため、たしかに危険度は高いかもしれません。
それは、
- 原付に比べてスピードが出る
- 二輪のためスリップしやすい
- 事故時に身が投げ出されるため損傷度が高いこと
といったことが考えられます。
自動二輪のバイクに乗る際は、より安全運転に気をつけ、ヘルメットやプロテクターなどの装備も必要になります。
さて、原付はどうかというと、自動車に比べ、事故での死者・重傷者数の割合は多くはなりますが、全体の死傷者数の割合(事故率)としては少ない傾向であることが分かります。
ということは、原付だから事故が頻繁に起きて危ないかというと、そうではないことが分かりますね。
ただし、車に比べ、事故をすると重傷になる可能性は高くなります。
原付はただ危険な乗り物と遠ざけるのではなく、安全第一で運転し、事故を起こさないことを心がけていけば、便利な乗り物として利用していけるでしょう。
「原付が危ない」への対策を考えよう!
原付が危ないというのは、事故をしたときの重傷度が高いことが原因であるとが考えられましたが、原付に乗るなら、「事故を起こさないこと」、「万が一、事故しても軽傷ですむこと」に気を付けなければなりません。
その対策について考えていきましょう。
基本的なことになりますが、次の点に注意するとよいです。
- 安全運転に気をつける!
⇒スピードの出しすぎ、無理な追い越し、すり抜けなどに注意! - 安全な装備をする!
⇒ヘルメット、長袖・長ズボン、手袋の着用など。 - メンテナンスを行う!
⇒ブレーキ、タイヤなどのメンテナンス。
では、それぞれについて詳しく紹介していきます。
安全運転に気をつける!
原付に乗る上で、安全運転に心がけることは最重要です!
スピードの出しすぎ、無理な追い越し、すり抜けといった行為は危険が伴います。
どうしても慣れてきてしまうと、運転が荒くなってしまうこともありますので、日々、十分注意して運転するようにしましょう。
原付の運転に不安がある方は、下の記事で基本的なことから解説していますので、あわせてご参考にいただくとよいかと思います。
安全な装備をする!
原付やバイクといった二輪に乗るときは、装備はかなり重要です。
- ヘルメット
⇒ジェットヘルメット以上の安全性のものがオススメ!
※半ヘルってけっこう危険 - 服装
⇒長袖・長ズボン、グローブ着用が基本!
原付だと、夏場に半袖・ハーパンなど素肌が見えるかっこうで運転する人も見かけますが、ちょー危険です!
僕も、ド派手な転倒経験があるけど、
いつも「転倒するかも」という気持ちを持って運転するのがいいよ!
最低限、長袖・長ズボン・手袋着用は心がけましょう!
原付・バイクライダーに人気の「レザー製品」は、引き裂き強度に強く安全性の高い装備としても知られます。
革ジャンで「かっこよく」きめるのもありですね!
また、必要に応じて、プロテクター付きの安全度が高いものを使うとよいでしょう!
▼原付に乗るときの装備を詳しく解説!
メンテナンスを行う!
安全な運転をしていくために、原付のメンテナンスも大切です。
事故の原因となるメンテナンス不良は、たとえば次のものがあります。
- タイヤのすり減り
- ブレーキ不良
- 灯火器の不良
とくに、原付乗りたての頃は、タイヤ交換って意外と忘れがちに。
オイル交換等でバイク屋に通っている人なら、「そろそろ交換だね~」みたいな感じで教えてくれますが、自分でメンテする方はタイヤの変えどきにピンとくる人ってあまりいないですよね。
僕も原付に初めて乗ったとき、ずっとタイヤ交換していなくて、バイク屋の人に「そろそろやばいね」と教えてもらった経験があります。
タイヤは、安全運転に超重要で、すり減っていると危ないです。
- グリップが悪くなってスリップしやすい
- 走行中にバーストして転倒
「タイヤの溝」がなくなってきたらバイク屋に見てもらい、定期的なタイヤ交換を行うことをオススメします。
その他、ブレーキや灯火器も、日常点検として確認して不具合があればすぐに直しましょう!
【要注意!】原付の任意保険って必要?
以上のとおり、原付を運転するときに気をつけるポイントを解説しましたが、よくある疑問として「原付の任意保険って加入した方がいいの?」と思う方が多いかと。
実際のところ、自賠責に入っていれば十分と思って加入しない方も少なくないですし、任意保険の保険料もばかにはならないですよね!
でも、自賠責だけだと万が一のときに十分な補償が受けられない可能性があり、任意保険に加入していないことは実は危険なことでもあるので注意です!
下記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください!
【もう一つの危ない!】原付は盗難対策も重要!
原付に乗っていると、「盗難被害」は誰にでも起こり得ます。
二輪車は盗難しやすく、狙われたら最後。
そのときは突然やってきて、駐輪場に行くと、「・・・あれ?自分のバイクがないっ!!」ということはあるあるです。
僕も、原付盗難された経験があるよ!
その後、乗り捨ててあったから運よく見つかったけど、二輪の盗難では発見されないことがほとんど。
盗難には十分気をつけよう!
原付などの二輪には、盗難の危険はいつも隣り合わせ。
ちゃんと鍵をしていても、プロにとっては簡単に盗めてしまうこともあります。
そのため、原付の盗難対策は重要!
原付ライダーがしておくべき盗難防止対策は以下のとおり!
- 原付の基本ロックをする! ⇒超基本!
- 前輪ロック(ハンドルロック)
- キーシャッターを閉じる
- チェーンなどでダブルロック! ⇒基本!
- バイクカバーで車体を隠す! ⇒基本!
- アラームを設置する! ⇒盗難防止強化!
- 防犯カメラを設置する! ⇒盗難防止強化!
- 盗難保険に加入する! ⇒安心!
下記事で詳しく解説していますので、あわせてご参考にください!
まとめ
原付が危ないと言われる理由を、事故での死傷者数等のデータから分析し解説しました。
原付やバイクといった二輪は、「転倒しやすい」というリスクと、「事故したときの重傷化率が高い」ことが言えます。
ただ原付の場合は、事故の発生率としては車より高いわけではないので、「原付だから危ない」と恐れ過ぎる必要はありませんが、事故したときの重傷化率は高いので、「事故を起こさない」という心構えが必要かと思います。
本記事紹介の、安全対策をしっかり取ることで、原付はとても便利な乗り物になります。
ぜひ、安全第一で安心の原付ライフを送っていってください!