~本記事で解決する悩み~
- 原付(スクーター)のスパークプラグの交換ってどうやってやるの?
原付に乗るとき、セルのかかりが悪いんだけど、プラグ交換した方がいいのかな?
プラグはずいぶん変えてないんだ。
そうだね。
スパークプラグは消耗品だから、セルのかかりが悪いなどの症状が出たら交換を検討してもいいね!
そうか~。
プラグ交換は自分でもできるのかな?
交換方法を教えてくれよ。
OK!
じゃあ今回は、プラグ交換の方法を紹介するよ!
自分でもできるけど、注意点もあるから慎重にやっていこう!
本記事は、原付のプラグ交換の方法をお調べの方向け記事です。
~この記事は次のような方におすすめ~
- 自分で原付のプラグ交換をしようと考えている!
- 最近、セルのかかりが悪い!
原付に乗っていると、「セルスタートのかかりが悪くなってきたな」などといったときに、プラグ交換をしたいという方もいるかと思いますが、簡単なメンテナンスは自分でやっちゃえたらいいですよね!
原付のメンテナンスをバイク屋に丸投げしていると、費用もばかになりません。
本記事では、ホンダトゥディ(TODAY)を用いて、原付メンテナンスの一つ「プラグ交換」の方法について紹介していきます。
他の車種にお乗りの方にとっても、プラグの装着位置などの違いはありますが要領は同じになりますし、車種ごとにおけるプラグ品番の調べ方なども含めて解説していますので、ご参考にいただけるかと思います。
交換時期の目安、交換方法、その他注意点を詳しく解説していきますので、「原付メンテナンスを自分でやってみよう!」という方は、ぜひご参考にいただくとよいかと思います。
▼プラグ交換に必要なプラグレンチ!(16mm)
(※レンチサイズに合ったものを購入!≫NGK公式サイト「プラグの正しい取り付け方」)
原付のスパークプラグとは?
原付やバイクのエンジンを動かすために、圧縮した混合気に「点火」する役割を持っているのが、スパークプラグと呼ばれるパーツです。
スパークプラグの先っちょにある電極部で、火花を散らして点火させる構造になっており、とても小さなパーツではありますが、大きな役割を持っています。
一般的に「プラグ」って呼ばれており、「プラグ」というとスパークプラグを指すことが多いかと思います。
プラグが悪くなると、「セルスタートのかかりが悪くなる」、「走行性能が落ちる」といった症状があったり、車体に悪影響を及ぼすこともあります。
原付のプラグ交換の目安は?
原付のプラグメーカーはNGKというところが有名です。
プラグは消耗品になりますので、定期的に交換が必要となります。
NGKでは、原付のプラグ交換の目安を3,000~5,000km(一般プラグ使用時)としていますが、僕の経験上では10,000kmでも十分使えています。
プラグの消耗具合は使用環境によっても異なると思いますが、もしプラグ異常のまま使い続けると、車両への負担もかかり故障にもつながる恐れがありますので、定期的な交換をおすすめします。
判断基準としては、「セルスタートで、音はするけどエンジンがかかりづらい」というような不具合が見られたら、プラグの消耗を疑ってみるとよいかと思います。
それほど高いパーツではないので、NGKが推奨する目安どおりに交換していくことがベストかもしれません。
(参照:NGK公式サイト「プラグの点検・交換」)
【原付メンテナンス】プラグ交換の方法を紹介!
では、原付のプラグ交換方法を紹介していきます。
ホンダTODAY(AF61)を使用して解説していきますが、他の車種においても、プラグの品番・プラグ装着位置等の違いはありますが、同じ流れで交換していくことになります。
まずはざっと流れから!
- 原付車種に対応するプラグと工具を準備する
※プラグレンチは、トルクレンチがおすすめ! - プラグが装着されている部分の蓋を開ける
- プラグキャップを外す
- プラグレンチでプラグを外す
- 新品プラグを取り付ける
- プラグキャップをつける
- 蓋を閉めて完了!
では、各工程を詳しくみていきます!
➀原付車種に対応するプラグと工具を準備する
プラグは重要なパーツなので、基本はメーカー指定のものを使いましょう!
指定プラグは、原付の取扱説明書等に書いてあります。
今回は、ホンダトゥディ(AF61)を使ってプラグ交換方法を紹介していきますが、「CR7HSA-9」という品番を使用しています。
(※No.1369926~/’04.2~のTODAY用のプラグになります。)
もし、自分の車種に対応するプラグの品番が分からないという方は、NGKの公式サイトにて調べられますので、以下をご参考にいただくとよいかと思います。
~プラグ品番の選び方~
▼プラグはアマゾンで購入可能です!
(※検索窓に品番を入れると、在庫が確認できます。)
▼TODAY(AF61/67)ならこちら!
(※No.1369926~/’04.2~のTODAY用のプラグになります。)
工具は、プラグレンチ(できればトルクレンチが安心)が必要となります。
また、プラグ設置個所に蓋がある車種なら、ネジを回すためのドライバーを用意しましょう!
プラグレンチにはサイズがあるので注意です!
トゥディには、レンチサイズが16mmのものになります。
(※レンチサイズはこちらで確認!≫NGK公式サイト「プラグの正しい取り付け方」)
原付は16mmのものが多いかと思います。
➁プラグが装着されている部分の蓋を開ける
ホンダトゥディなら、足元シート下にプラグが装着してある場所があります。
ここの蓋はネジで固定してあるので、ドライバーで外していきます。
蓋を開けるとこんな感じ!
➂プラグキャップを外す
蓋を開けたら、中のプラグキャップを手で抜いて外します。
そうすると、プラグの先っちょが見えます。
④プラグレンチでプラグを外す
プラグが見えたら、プラグレンチを使って外していきます。
トゥディの場合、プラグ付近が狭くてプラグレンチをプラグにかませにくいので、車体下のスキマからも手を入れるような形で作業していきます。
しっかり噛ませたら、回す向きは反時計回り、間違えないようにゆっくり回していきましょう!
外れた古いプラグは下の写真のようになっています。
写真左側が古いものになりますが、かなり使い込んでいる感じですね。
(※品番もプラグ本体に書いてあるので確認しておくとよいです。)
~豆知識~
プラグを設置個所の周辺にある金属部分にあてて、セルをまわしたときに、火花が散るかを見ることで、正常に使用できるかを確認できます。
ちゃんと火花が正常に飛んでいればOKです。
やるときは、プラグをキャップにしっかり差し込んで行いましょう。
(※下写真の赤丸のところに小さい火花が飛びます)
⑤新品プラグを取り付ける
古いプラグを外したら、新品プラグの取り付けです。
新品プラグをプラグレンチに装着し、取り付けましょう!
プラグを取り付ける際に、ネジ山を壊さないようにまずは手で仮締めしていくほうがよいのですが、トゥディの場合、装着部分は狭いため手ではうまくできないかもしれません。
その場合は、プラグレンチでやるしかないかなと思います。
トルクレンチなら既定のトルクで回していきます。
(※斜め差しに注意!)
トルクレンチがない場合は、指先で回していき、ガスケットが取り付け座にあたってから、プラグレンチで既定の回転角(NGK公式HP参照)だけ回せばOKです。
~注意~
プラグの取り付けは注意が必要です!
ネジ山を壊さないよう、斜め差しぜず正常に取り付けていく必要がありますし、締めすぎてもゆるくてもいけません。
(※締めすぎにより、取付ネジ山がダメになって大事にいたることがあります!)
締付トルクが決まっていますので、トルクレンチを使用することがおすすめです。
トルクレンチがなければ、指でねじ込み⇒プラグレンチで約△/〇回転(○○°回転)という基準があるので、下のNGKサイトを参照に行いましょう!
(※参照≫NGK公式サイト「プラグの正しい取り付け方」)
慎重にやらないと修理が必要になったりすることもあります。
不安であれば、バイク屋でやってもらうようにしましょう!
⑥プラグキャップをつける
新品プラグの取り付けができたら、プラグキャップをします。
しっかりハマるところまで、差し込みましょう!
⑦蓋を閉めて完了!
プラグキャップをつけたら、ドライバーで蓋のネジ締めをして完了です!
不安な方&工具がない場合はバイク屋にお願いしよう!
プラグ交換も自分でできるメンテナンスの一つですし、慣れてしまえば簡単にできてしまうのですが、注意すべきことやプラグレンチが必要になるため、初めてやる場合には少し難易度が高めに感じるかもしれません。
しかし、次のポイントを押さえておけば、十分自分でも可能なメンテナンスになります。
~原付プラグ交換のポイント~
- 自分の車種に対応するプラグ品番を見つけて購入する!
- プラグレンチを手に入れる!
(※トルクレンチがおすすめ) - ネジ穴を壊さないように、正常なトルク締め!
とくにネジ穴を壊すと致命傷になりかねませんので、チャレンジしようという方は注意して行いましょう!
もし、失敗して修理になるのが不安ということであれば、バイク屋にお願いしましょう!
バイク屋でやってもらうと、だいたい1,000円前後の費用になるかと思います。
近くのバイク屋で、お気に入りのところを作っておくとよいですね。
まとめ
原付のプラグ交換について紹介しました。
スパークプラグは自分でも十分可能なメンテナンスになりますが、注意するポイントはしっかり押さえて行う必要があります。
もし、不安であったり、プラグレンチがなくて「わざわざ工具を揃えるのもなぁ」という方は、バイク屋にお願いしちゃいましょう!
バイク屋なら少し値段は高くなりますが、安心して任せることができます。
では、しっかりメンテナンスして、今日も安心・安全の原付ライフを過ごしていきましょう!
▼原付メンテナンスのまとめ記事はこちら!
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