~本記事のテーマ~
- ホンダトゥディ(TODAY)のブレーキスイッチの交換ってどうやってやるの?
- 原付のブレーキランプが点かないときの対処法は?
ホンダ・トゥディのブレーキランプが調子悪いんだ。
どうしたらいいかな?
OK!
じゃあ今回は、原付のブレーキランプが点かないときの対処法を紹介するよ!
ブレーキランプがうまく点灯しないというときは、ブレーキスイッチの不良が原因かも!
ちょっとがんばれば、自分でもできるメンテナンスだから、チェックしてみよう!
原付の「ブレーキランプが点かない」、「ランプが点いたり点かなかったりする」というトラブルはアルアル!
このとき、考えられる原因&対策は大きく分けて次の2点です。
- ブレーキランプの球切れ
⇒ランプ交換 - ブレーキスイッチの不良
⇒ブレーキスイッチの交換
上記以外の原因だと、配線の断線等が考えられます。
セルフでは難しくなるので、バイク屋に相談しましょう!
本記事は、ブレーキランプ不良の対処法のうち、少し難易度高めの「ブレーキスイッチ交換方法」を紹介します!
原付歴15年以上&実際に交換作業した写真を用いて、トゥディのブレーキスイッチ交換を徹底解説するので、ぜひご参考にしてみてください!
(※本記事は、トゥデイAF61を使って解説した記事です。)
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~メンテナンス時の注意点~
- ブレーキランプの点灯不良は、「整備不良」として交通違反になる
※すぐに対応! - 今回の修理メンテナンスは、運転に重要な箇所である”ブレーキまわり”もさわる
⇒自信のない方は、バイク屋にお願いしましょう!
原付のブレーキランプの不良はブレーキスイッチが原因?
繰り返しになりますが、ブレーキランプ不良では、以下2とおりの不具合が主となります。
- ブレーキランプの球切れ
- ブレーキスイッチの不良
球切れならランプ交換で簡単に対応可。
一方、ブレーキスイッチの場合は、少し複雑な作業が必要となります。
ブレーキスイッチとは?
そもそも、初めてこういったトラブルになる方は、「ブレーキスイッチって何?」って思うかとおもます。
ブレーキスイッチは次のような配線パーツとなっています。
配線の左端に「ボッチ」がありますが、このボッチがスイッチになっています。
- 押す⇒電気的に切断される(通電しなくなる)
- 離す⇒電気的に通電の状態
この配線は、ブレーキレバーからヘッドライトケースにかけてついています。
下写真のように、ブレーキレバーのところにブレーキスイッチのボッチ側がきています。
~ブレーキスイッチの構造~
- ブレーキレバーを握らない(走行時の状態)
⇒レバーによってスイッチが押されたままとなり、通電せずにブレーキランプが点かない - ブレーキレバーを握る(ブレーキの状態)
⇒スイッチを押していたレバーが離れ(上写真の状態)、通電してブレーキランプが点く
トゥディに長年乗っていると、このブレーキスイッチに経年劣化が起きます。
ブレーキスイッチの不良になるので、新品パーツに交換してあげれば、ほぼ直るでしょう!
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ブレーキランプ点灯不良の原因を見分ける方法!
ブレーキランプ点灯不良の原因を見分ける方法としては、次の手順で確認してみましょう!
- キーをONにする
- 左ハンドルのブレーキを握ってブレーキランプ点灯を確認
- 右ハンドルのブレーキを握ってブレーキランプ点灯を確認
この手順をやってみて、
- 左と右のブレーキレバーで両方とも点灯しない!
⇒ランプの球切れの可能性! - 左と右のブレーキレバーでどちらかは点灯する!
⇒ブレーキスイッチ不良の可能性!
ブレーキスイッチは左と右ブレーキにそれぞれついていますので、一気に両方が不良になる可能性は低いと考えると、上記の方法で確認しやすいかと思います。
トゥディのブレーキスイッチ交換方法を紹介!
では、トゥディのブレーキスイッチ交換手順を紹介していきます。
ブレーキスイッチ交換では、ブレーキレバーを外したり、ヘッドライトのケースを開けて配線を外したりしますので、ひと作業必要です。
まず、ざっくりとした手順は以下のとおりです。
(※本記事は、ホンダトゥディ-AF61を使って解説していきます!)
- 新品のブレーキスイッチ・必要な工具を準備する
- ブレーキレバーを外す
- ヘッドライトのケースを開ける
- ヘッドライト内の配線を外す
- ブレーキレバー側からブレーキスイッチを抜く
- 新しいブレーキスイッチを取り付ける
- ブレーキレバーとヘッドライトを装着し直す
- ブレーキスイッチの点灯やブレーキがちゃんと使えるか確認!
※作業時に、ヘッドライトケース内の配線等がむき出しになりますので、雨の日や砂埃が多い環境等ではやらない方がよいかと思います。
各工程を細かく見ていきましょう!
新品のブレーキスイッチ・必要な工具を準備する
ブレーキスイッチ交換に必要な道具は次のとおり!
- ブレーキスイッチ
⇒通販等で新品を購入 - プラスドライバー
⇒ブレーキレバーを外すときに使う - モンキーレンチ等
⇒ブレーキレバーを外すときに使う
トゥディに使用するブレーキスイッチは次のものです。
左と右ブレーキのスイッチとして、それぞれに使用できます。
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ブレーキレバーを外す
まず、ブレーキレバーを外します。
この作業を行う理由は、ブレーキスイッチを外す際にブレーキレバー側から外すため、レバーがあると干渉してブレーキスイッチが外せないためです。
ブレーキレバーの外し方は、下側のナットをモンキーレンチ等で外していきます。
下側のナットが取れたら、上側のネジもドライバーで外します。
ネジを外せば、ブレーキレバーは外れます。
ヘッドライトのケースを開ける
ヘッドライトのケースを開ける理由は、ブレーキスイッチの配線の接続部が入っているためです。
ヘッドライトのケースは、下側にボルトで固定されているので、モンキーレンチ等で外していきます。
ケースを開ける際は、上部に突起部があるので注意です。
ヘッドライト内の配線を外す
ヘッドライト内に、ブレーキスイッチ配線が入っています。
どれがその配線なのかは、ブレーキレバーからの配線をたどれば、すぐに分かるかと思いますが、分からなければ、ブレーキレバー側から配線を少し引っ張ると動くので分かりやすいです。
ヘッドライトケース内の配線接続部は、ちょっと固いですが引っ張れば抜けます。
ブレーキレバー側からブレーキスイッチを抜く
ブレーキスイッチは、ブレーキレバーの根元あたりにハマっていますが、凸部で引っかかる感じになっているので一方からしか抜けません。
まずはヘッドライト側から上手に押し込んで外し、そのまま引っ張っていけば簡単に抜けます。
新しいブレーキスイッチを取り付ける
古いブレーキスイッチが取れたら、新しいものを装着しましょう!
抜いた手順の逆に行えばOKです。
ヘッドライトケース内の配線接続部は、ぐっと押し込むと入りますが、うまく入らないなら、小さいドライバー等で押すとよいです。
(※突起状の工具を使うときは、反対の手を刺さないように注意しましょう!)
新しいブレーキスイッチの装着が完了したら、ブレーキスイッチの点灯を確認しましょう!
キーをONにしてブレーキレバーを握り、ブレーキランプが点けばOKです。
配線がむき出しの状態なので、感電などしないように注意しましょう。
ブレーキレバーとヘッドライトを装着し直す
ブレーキランプが正常に点灯するようであれば、ブレーキレバーとヘッドライトを元通りに取り付けます。
ブレーキランプの点灯やブレーキがちゃんと使えるか確認!
元通りになったら、最終確認としてブレーキスイッチの点灯や、ブレーキが正常に使えるかを確認して完了です!
不具合が改善されないならバイク屋に見てもらおう!
もし上記の方法で、「改善されない」という場合にはバイク屋でメンテナンス修理してもらうようにしましょう!
ブレーキランプの不良は、交通違反だけでなく事故の原因にもなるため、すぐに対応が必要です。
日常的にも「ブレーキランプが点いたり点かなかったり・・・」といった不具合の前兆を感じたら、ブレーキスイッチを含めて、すぐに原因追究と修理を行いましょう!
まとめ
原付「ホンダ・トゥディ」のブレーキスイッチ交換方法について紹介しました。
「ブレーキランプが点かない」といったトラブルの原因の一つとして、ブレーキスイッチの交換で直る場合があります。
ブレーキランプの不良は交通違反や事故の原因にもなるので、不具合があったらすぐに対応するようにしましょう!
「自分でやっても改善されない」、「自分でメンテナンス修理するのは不安だ」という方は、バイク屋に見てもらって修理してもらうとよいかと思います。
バイク屋なら少し値段は高くなりますが、安心して任せることができますね。
では、しっかりメンテナンスして、安心・安全の原付ライフを過ごしていきましょう!
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