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雪道での原付は危険?雪でも乗る方法を解説!【スパイクタイヤは禁止!?スタッドレスは安全?】

原付の基礎
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この記事を書いた人
リョウ

原付歴18年&原チャで日本一周達成!
大型二輪免許持ち。
バイクブログ『原チャでニホイチ』を4年以上運営し、これまでに書いた記事は800記事以上。
⇒日本全国のオススメスポット紹介記事も網羅しています!
培ってきた実経験をもとに、ライダーやバイク初心者にも参考になるサイト運営を目指しています!

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タケシ
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雪が積もっているけど、原付って乗れるのかな?

スノータイヤってあるの?

教えてくれよ。

リョウ
リョウ

OK!

じゃあ今回は、雪道で原付に乗る方法を紹介するよ!

雪でのスリップ軽減には、スタッドレスタイヤなどのスノータイヤがおすすめ!

だけど、転倒リスクで危険が伴うから十分注意しよう!

本記事は、雪道で原付に乗りたい方向けの記事です。

~この記事は次のような方におすすめ~

  • 雪でも原付の乗りたい!
  • 雪道で原付に乗る方法が知りたい!
  • 原付の冬タイヤについて知りたい!

冬の原付は、寒さをしのぎながらのライディングになりますが、雪が降った場合、二輪の運転は厳しくなりますね!

でも、仕事などで原付に乗らなければならないという場面もあるかと思います。

そこで本記事では、雪道でも原付に乗る方法について解説していきます。

原付歴15年以上の経験と、雪の中でも運転経験はある僕が、雪に対応するタイヤや乗り方について紹介していきますので、とくに原付初心者の方はご参考にいただくとよいかと思います。

雪でも原付に乗れるの?

まず、「雪が降っても原付に乗れるの?」かという疑問にお答えします。

基本的に、雪道や凍結がある場合、原付もバイクも乗らない方がよいです!

二輪は転倒リスクがあり、自転車も含めて、原付・バイクの雪での運転はおすすめしません!

冬は雪や路面の凍結で、転倒の危険性が非常に高まります。

もし雪の中でもライディングするなら「転倒することを前提」として走りましょう。

また、「坂道で登れない」、「下り坂で止まれない」という事態は起こり得ますし、周囲に車やトラックが走っていて転倒⇒巻き込まれる可能性もあるため、大変危険であることはよく知っておきましょう。

でも、そんな雪の中でもスリップ等を軽減できるスノータイヤもあります。

雪道での原付運転に便利な冬タイヤは、

  • スパイクタイヤ(※規制あり!)
  • スタッドレスタイヤ

です。

これらのタイヤについて、もう少し掘り下げて紹介していきます。

スパイクタイヤとスタッドレスタイヤについて

スタッドレスタイヤは、冬の自動車運転に使用する人も多いので馴染みがあるかと思いますが、若い方中心に「スパイクタイヤってなに!?」という人は多いかと思います。

スパイクタイヤは、雪道でのスリップ防止に最適なタイヤですが、一昔前に規制されているため、いつでもどこでも使えるわけではありません。

では、スパイクタイヤとスタッドレスタイヤの特徴について、次に簡単に説明しておきます。

  • スパイクタイヤ
    • タイヤに金属製のピンを打ち込んだもの。
    • 雪道でも滑りにくいが、普通の路面にでは走りにくい。
      ⇒冬季期間は雪国となる地域での使用がみられる。
    • 現在は規制され、使用できる場所・期間などが決められている。
    • 大手タイヤメーカーは製造を中止している。
  • スタッドレスタイヤ
    • ピンをつけてない冬用タイヤ。
    • 雪道での食いつきはよく、滑り軽減になる。
      ※ただし氷上は危険。
    • 普通の路面でも走りごこちはよい。

どちらも冬のライディングに心強いアイテムとなりますが、費用も少しかかります。

タイヤ自体はものによりますが、1本5,000円~10,000円程度が一般的なのかなと思います。

タイヤを持っていても、バイク屋で交換してもらうと数千円の工賃がかかります。

雪が降る地域で原付に乗りたい方は、多少の費用は覚悟しないといけないですね。

スタッドレスタイヤなどに興味があれば、バイク屋に相談してみるとよいでしょう!

冬タイヤの中でもスパイクタイヤは、金属製のピンが路面に引っかかりながら走るため、スリップ軽減機能が高いです。

しかし、普通の路面になると不安定感が出ますし、路面を傷つけ粉塵が出ることにより規制がされています。

スパイクタイヤの規制について詳しく見ていきましょう!

スパイクタイヤの規制について

パトロール中の女性警官をイメージしたイラスト

平成2年に「スパイクタイヤ粉塵の発生の防止に関する法律」というものが制定されました。

この法律により定められたことは、簡単に言うと「スパイクタイヤの使用は規制され、使ってよい場所なども限られる」こととなりました。

背景には、スパイクタイヤでの路面走行が道路面を傷つけ、その削られて発生した粉塵が人体の健康に悪影響を及ぼすという問題があったからです。

では、具体的にどのような法律なのか見ていきます。
(※以下、抜粋。)

スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律

(目的)
第一条 この法律は、スパイクタイヤの使用を規制し、及びスパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する対策を実施すること等により、スパイクタイヤ粉じんの発生を防止し、もって国民の健康を保護するとともに、生活環境を保全することを目的とする。

(国民の責務)
第三条 何人も、スパイクタイヤ粉じんを発生させないように努めるとともに、国又は地方公共団体が実施するスパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する施策に協力しなければならない。

(地域の指定)
第五条 環境大臣は、住居が集合している地域その他の地域であって、スパイクタイヤ粉じんの発生を防止することにより住民の健康を保護するとともに生活環境を保全することが特に必要であるものを、指定地域として指定しなければならない。

(スパイクタイヤの使用の禁止)
第七条 何人も、指定地域内の路面にセメント・コンクリート舗装又はアスファルト・コンクリート舗装が施されている道路の積雪又は凍結の状態にない部分(トンネル内の道路その他の政令で定める道路の部分を除く。)において、スパイクタイヤの使用をしてはならない。ただし、消防用自動車、救急用自動車その他の政令で定める自動車に係るスパイクタイヤの使用については、この限りでない。

(罰則)
第八条 前条の規定に違反した者は、十万円以下の罰金に処する。

E-GOV スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律より引用(抜粋)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=402AC0000000055_20150801_000000000000000

法律を読んでいると小難しいですので、個人的に簡単にまとめてみます。

  • 国民みんなでスパイクタイヤでの粉塵を発生させないように気をつけよう!
  • スパイクタイヤは指定地域を定め、指定地域内の積雪や凍結していないコンクリート道路では使用禁止!
    ※緊急車両などは除く。
  • 違反したら罰金10万円以下!

スパイクタイヤ規制に関する指定地域は、降雪の多い北海道や東北、群馬、長野、岐阜、島根などのさまざまな地域で対象となっています。

各都道府県でも条例等により規制しています。

~北海道HPより~

  • 道央・道南地域
    • 使用規制期間:4月1日~11月20日まで
    • 使用抑制期間:11月21日~翌年3月31日まで
  • 道北地域
    • 使用規制期間:4月10日~11月10日まで
    • 使用抑制期間:11月11日~翌年4月9日まで
  • 道東地域
    • 使用規制期間:4月10日~11月20日まで
    • 使用抑制期間:11月21日~翌年4月9日まで

引用:北海道HP「北海道スパイクタイヤ対策条例(抄)」より
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/jss/khz/contents/taiki/jyourei.htm

北海道HPで確認できますが、この条例によると使用規制期間は使ってはダメで、他の期間も使用抑制期間とされており、使わないように努力しないといけないとなっています。

雪道で運転しなければならないとしても、できる限りスパイクタイヤは避けたいところかと思います。

雪道で原付を運転するときの注意点は?

雪道でスリップ防止に効果を発揮するタイヤについて紹介してきましたが、繰り返し言います!

基本的には、雪なら原付は運転しない方がよいです。

どうしても原付に乗るなら、注意することは次のとおり!

  • スピードを出さない!
  • 基本はエンジンブレーキで止まれるようにする!
  • 急ブレーキは絶対NG!
  • 曲がるときは十分減速!
  • スリップ対応できるように両足を備えるとよい!

転倒することを前提に走るようにしましょう!

両足を備える(倒れたときに足で支えれるようにしておく)ことは、走行中、足を地面に引きずってしまることもあるため危険も伴います。

それなりのテクニックも必要ですし、引きずっても危なくないスピードであることも重要なので、十分注意しましょう!

雪でも対応できる防寒対策について!

冬でも原付に乗る方は、防寒対策がめちゃくちゃ重要です。

防水性・防風性のある装備だと、冬の冷気をシャットアウトしやすいためおすすめです。

また、万が一のスリップ転倒にも対応できるよう、プロテクターなどが装備されている安全性の高い装備であることも必要です。

雪道の装備は、安全性・防水性がポイントですね!

以下に、防寒対策におすすめの装備について紹介した記事がありますので、興味のある方はご参考にください。

~防寒対策の記事一覧~

  • 秋冬用ヘルメットのおすすめ

  • 防寒着のおすすめ

  • 秋冬ジャケットのおすすめ

  • 秋冬はレザージャケットもおすすめ

  • 防寒インナーのおすすめ
  • 防寒パンツのおすすめ

  • 防寒用オーバーパンツのおすすめ

  • 防寒用グローブのおすすめ

  • インナーグローブで最強の手元防寒!

  • ハンドルカバーで防風・防寒!

  • ネックウォーマーのおすすめ

  • 冬用の靴のおすすめ

  • 冬用靴下など足元対策のおすすめ

まとめ

雪道で原付を運転する方法を紹介しました。

冬タイヤとしてスパイク&スタッドレスタイヤは、雪でのスリップを軽減するアイテムとして便利です。

ただし、スパイクタイヤは規制もありますし、できる限り使用しないことが望ましいようです。

他にもチェーンをまくという方法もありますが、基本的には雪なら原付には乗らない、もし雪道を走る場合は、転倒することを前提に走る意識でいましょう!

では、安心で安全な原付ライフを~!

~原付に乗る方におすすめ記事~

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