メスティンで燻製料理もできるみたいだけど、変形するってほんとうなのか?
今度、キャンプツーリングに行くときにやってみたいと思ってたけど。
メスティンは、キャンプなどで大活躍する万能クッカーだね!
たしかに、燻製のような調理は適さないかもしれないよ!
変形する可能性は十分あるよ!
そうなのか、残念だな・・・。
うまく燻製する方法もあるのか?
詳しく知りたいな。
OK!
じゃあ今回は、メスティンでの燻製がテーマだね!
燻製料理で変形する理由など詳しく解説していくよ!
本記事は、メスティンに興味を持つ方向けの記事です。
~この記事は次の方におすすめ~
- メスティンでの燻製料理をやってみたいと思っているが、変形すると聞いて不安に思っている。
- メスティンの活用法をいろいろ調べている。
- メスティンを買いたいと思っていて、どのような活用法があるか調べている。
メスティンは、シンプルなデザインと構造ですが、様々な用途で利用できる万能クッカーとして、とても便利な商品です。
キャンプなどでも使う人は多く、メスティンがあれば何とかなるという人もいます。ただ、メスティンを使った燻製料理をやる場合には注意が必要です。
キャンプは、車だけでなく原付やバイクでのキャンプツーリングを始める人もいて、現在、キャンプブーツともいえるほど流行ってきてますね!
本記事では、そんなキャンプでとても便利なメスティンをより有効に活用していくため、燻製料理をやる場合の注意点を解説していきます。
せっかくのメスティンをダメにしてしまわないよう、よく理解しておきましょう。
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メスティンで燻製すると変形するの?
まず、メスティンを使っての燻製のイメージがわかない方もいると思いますので、実際にメスティンを使って燻製する手順を簡単に紹介します。
- メスティンの底にアルミホイルを敷いて、スモークチップを載せる。
- その上にバットアミを置き、食材を並べる。
- メスティンを加熱して、スモークチップを熱する。
- 煙が出てきたら、蓋をして燻製スタート。
⇒温度帯により燻製時間は調整。
以上のように、簡単に燻製料理ができてしまうので、キャンプで燻製を楽しむ方もいます。
しかし、燻製すると変形するという話も出てきており、不安な方もいらっしゃいますよね。
結論から言いますが、メスティンで燻製すると変形することはあります。
知人の中にも、燻製したら蓋を閉めるときにつっかえるようになったという話を聞いたことがあります。
メスティンの変形とは、たとえば次のような症状です。
- メスティンの形がゆがんでいる。
- メスティンがぐにゃぐにゃになる。
- 開け閉めできなくなる。
- メスティンに穴が開いた。
変形くらいなら、まだ使用できるかと思いますが、穴が開いてしまうというのはもう使用不可能ですね。
メスティンは、使い勝手がよく、炊く・煮る・蒸すなどさまざまな調理ができる万能クッカーとも言える存在ですが、燻製はどうやら不向きのようです。
その理由を解説していきます。
メスティンが燻製で変形する理由とは?
メスティンの素材はアルミニウムです。アルミは、熱伝導率がよいことで知られますが、一方では融点が660℃程度で、比較的低温で溶けてしまうんです。
ちなみに、フライパンなどに使われるステンレスは1400℃以上、鉄は1500℃程度の融点となっていますので、調理器具の素材としてアルミニウムの融点の低さを感じますよね。
そのため、強火でメスティンを熱すると、アルミニウムが融点に近くなって変形したり、融点に達して穴が開くことがあるのは当然かもしれません。
とくに、メスティンで燻製しようとすると、バーナーを用いて強火でスモークチップを熱していくことになると思います。バーナーで強火にすると、炎から伝わる温度は1000℃を軽く超えていきますので、燻製のようにメスティンを一点集中で熱して「空焚き」状態にしていると、メスティンがやられるのもムリありませんね。
しかも、メスティンはアルミニウムの薄い作りになっているので、変形などしやすいでしょう。
なので、メスティンを使って燻製するためにガンガン熱するのはNGです。
基本的に、メスティンの空焚きはよくないよ!とくにバーナーを使った高温では絶対NG!
せっかくのメスティンが使い捨てになっちゃう可能性大です!
どうしても燻製をやりたいという方なら、次に紹介するやり方がおすすめです。
メスティンで燻製したい場合のやり方は?
まず、燻製について少し解説しようと思いますが、ざっくり説明すると次の3種類の方法があります。
- 熱燻
⇒80℃以上の高温帯で、数十分~1時間いぶす方法。 - 温燻
⇒60℃程度の中温帯で、数時間~1日程度いぶす方法。 - 冷燻
⇒15~30℃程度の低温帯で、数日から数週間いぶしていく方法。
基本的に、キャンプのようなシーンで燻製する場合は、高温短時間でできる「熱燻」という方法が適するかと思います。ウインナー、ベーコン、ナッツなどの燻製におすすです。
ただ、先にも述べましたように、高温でメスティンを加熱すると変形などのリスクがあります。
そのため、バーナーの強火で加熱するのではなく、固形燃料やバーナーの弱めの火でじっくり温度を上げていき、加熱箇所も動かしながらやるとよいでしょう。
加熱し過ぎるとメスティンが変形してしまうので、注意しながらの燻製になります。
けっこうめんどくさそうだなって思った方もいるとおもいますが、基本的にアルミニウム材質のメスティンでは燻製は適さないです。
それでも、燻製を楽しみたいという方は、いろいろと試してみて、安全かつ簡単にできる燻製方法を試してみるようにしましょう!
食材への加熱が弱い可能性もあるので、生食OKな食材でやるとよいですね。
僕も、これからメスティンでの燻製についてはよく検証し、別記事でも紹介していきたいと思います。
実際にメスティンで燻製してみました!
何事もやってみるべし!
僕も実際にメスティン使って燻製してみました!
上写真のとおり、おいしそうな燻製ができましたよ~!
で、気になるメスティンはと言うと・・・
食材がふれた部分にコゲツキが残ったくらいで、変形等はありませんでした。
その後も約5か月ほど使用していますが、問題なく使えています。
大きな変形等は見られません。
ただし、火加減によってはリスクはあると思います。
今回の燻製では、「固形燃料を2つ」使った方法で行っていますが、より火力を増すことで、アルミ素材がダメージを受けることはあり得ると思います。
もし、キャンプで「メスティン使って燻製料理をやりたいんだ!」という方は、火加減は注意した方がよいでしょう!
~メスティン燻製後の状況観察~
メスティン初燻製⇒2020年11月に実施!
※2021年4月4日追記
燻製をやってから、引き続き5か月ほどメスティンを利用していますが、とくに不具合なく使えています。
上写真でも紹介しましたが、燻製したメスティンに大きな変形もないですよね。
若干、本体のラインがゆがんでいるような気がする部分もみえますが、燻製をやっていないメスティンでもそういった症状は見られるため、これはアルミ製クッカーの特徴かなと思います。
引き続きチェックしていきたいと思います。
※2022年1月28日追記
燻製を行ってから1年以上経ちますが、今でもメスティンは健在です。
燻製を頻繁に行うとリスクは大きくなりますが、「一度、メスティン燻製にチャレンジしてみたい」という方であれば、やってみてもよいかなと思います。
ただし、メスティンの空焚きはリスクがありますので、過剰に加熱し過ぎないなど注意して行いましょう。
メスティンでの燻製料理のやり方については、下記事で詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひご参考にください!
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まとめ
メスティンの燻製調理について解説しました。
キャンプなどでも万能クッカーとして活躍するメスティンなので、燻製などさまざまな調理方法で楽しみたいですよね。
ただ、メスティンはアルミニウム材質のため、燻製のように空焚き状態での使用は変形するリスクがあります。
そのため、燻製には適しませんが、それでも「いろいろな調理法を試したい!燻製料理も楽しみたいんだ!」という方は、メスティンへの過熱をし過ぎずに、いい火加減で熱することを心がけるとよいでしょう。
僕もメスティンでの燻製をもっと検証していって、また別記事で紹介していこうかと思います。
▼おすすめのメスティンが知りたい方向けの記事
▼原付やバイクでのキャンプツーリングに興味がある方向けの記事
~メスティンのおすすめメーカー~
~便利な「目盛り付き」メスティンのおすすめ~
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